にっとうぐほうじゅんれいこうき
慈覚大師円仁によって書かれた、遣唐使として入唐した際の4巻からなる日記。
エドウィン・O・ライシャワー博士によって、マルコポーロの『東方見聞録』、玄奘の『大唐西域記』と並んで、アジアの三大旅行記と評価される。
また、唐代の中国各地の風俗なども詳しく描かれており、貴重な資料ともなっている。
孤本で、現存するのは京都東寺観智院本のみ。
これを翻刻した活字本に続々群書類従第12巻がある。