ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:yamato:u_yamato159

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

次のリビジョン
前のリビジョン
text:yamato:u_yamato159 [2017/09/15 12:11] – 作成 Satoshi Nakagawatext:yamato:u_yamato159 [2017/09/16 14:48] (現在) – [翻刻] Satoshi Nakagawa
行 4: 行 4:
 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
  
-染殿の内侍といふ、いますかりけり。それを能有(よしあり)の大臣((源能有))と申しけるなん、時々住み給ひける。もの((底本「もの」なし。諸本により補入。))をよくし給ひければ、御衣(おんぞ)どもをなん、あづけさせ給ひける。+染殿の内侍といふ、いますかりけり。それを能有(よしあり)の大臣((源能有))と申しけるなん、時々住み給ひける。
  
-綾ども多くつかはしたりければ、「雲鳥(くもとり)の紋の綾をや染むべき」と聞こえたりしを、ともかくものたまはせねば、「えなんつかうまつらぬ。定め承はらん」と申し奉りければ、大臣(おとど)の御返事、+もの((底本「もの」なし。諸本により補入。))をよくし給ひければ、御衣(おんぞ)どもをなん、あづけさせ給ひける。綾ども多くつかはしたりければ、「雲鳥(くもとり)の紋の綾をや染むべき」と聞こえたりしを、ともかくものたまはせねば、「えなんつかうまつらぬ。定め承はらん」と申し奉りければ、大臣(おとど)の御返事、
  
   雲鳥の綾の色をもおもほえず人をあひ見で年の経ぬれば   雲鳥の綾の色をもおもほえず人をあひ見で年の経ぬれば
行 30: 行 30:
     くもとりのあやのいろをもおもほ     くもとりのあやのいろをもおもほ
     えす人をあひみてとしのへぬれは     えす人をあひみてとしのへぬれは
-  となんのたまひける/d64l+  となんのたまひける/d61l
  
text/yamato/u_yamato159.txt · 最終更新: 2017/09/16 14:48 by Satoshi Nakagawa