ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:turezure:k_tsurezure081.txt

差分

この文書の現在のバージョンと選択したバージョンの差分を表示します。

この比較画面にリンクする

text:turezure:k_tsurezure081.txt [2018/07/22 10:13] (現在)
ライン 1: ライン 1:
 +徒然草
 +====== 第81段 屏風・障子などの絵も文字もかたくななる筆やうして書きたるが・・・ ======
 +
 +===== 校訂本文 =====
 +
 +屏風・障子などの絵も文字も、かたくななる筆やうして書きたるが、見にくきよりも、宿の主(あるじ)のつたなく思ゆるなり。
 +
 +おほかた、持てる調度にても、心劣りせらるることはありぬべし。さのみ良き物を持つべしとにもあらず。「損ぜざらんため」とて、品(しな)なく見にくきさまにしなし、「珍しからん」とて、用なきことどもし添へ、わづらはしく好みなせるを言ふなり。
 +
 +古めかしきやうにて、いたくことことしからず、費えもなくて、物がらの良きがよきなり。
 +
 +===== 翻刻 =====
 +
 +  屏風障子などの絵も。文字もか
 +  たくななる筆やうしてかきたるが。見
 +  にくきよりも。宿のあるじのつたなく
 +  覚ゆる也。大方もてる調度にても。心を
 +  とりせらるる事は有ぬべし。さのみ
 +  よき物を持べしとにもあらず。損ぜ
 +  ざらんためとてしななく見にくきさ
 +  まにしなし。めづらしからんとて用/w1-61r
 +
 +  なきことどもしそへ。わづらはしくこの
 +  みなせるをいふなり。ふるめかしきやうに
 +  ていたくことことしからず。ついえもな
 +  くて物がらのよきがよき也/w1-61l
 +
 +http://​archive.wul.waseda.ac.jp/​kosho/​he10/​he10_00934/​he10_00934_0001/​he10_00934_0001_p0061.jpg
  


text/turezure/k_tsurezure081.txt.txt · 最終更新: 2018/07/22 10:13 (外部編集)