text:towazu:towazu1-01
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text:towazu:towazu1-01 [2019/03/07 21:30] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:towazu:towazu1-01 [2019/03/09 12:28] (現在) – Satoshi Nakagawa | ||
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====== 巻1 1 呉竹の一夜に春の立つ霞・・・ ====== | ====== 巻1 1 呉竹の一夜に春の立つ霞・・・ ====== | ||
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呉竹(くれたけ)の一夜に春の立つ霞、今朝しも待ち出で顔に花を折り、匂ひを争ひて並み居たれば、われも人なみなみにさし出でたり。莟(つぼみ)紅梅にやあらむ七つに、紅(くれなゐ)の袿(うちぎ)、萌黄(もよぎ)の表着(うはぎ)、赤色の唐衣(からぎぬ)などにてありしやらん。梅唐草を浮き織りたるに、小袖に唐垣(からかき)に梅を縫ひて侍りしをぞ着たりし。 | 呉竹(くれたけ)の一夜に春の立つ霞、今朝しも待ち出で顔に花を折り、匂ひを争ひて並み居たれば、われも人なみなみにさし出でたり。莟(つぼみ)紅梅にやあらむ七つに、紅(くれなゐ)の袿(うちぎ)、萌黄(もよぎ)の表着(うはぎ)、赤色の唐衣(からぎぬ)などにてありしやらん。梅唐草を浮き織りたるに、小袖に唐垣(からかき)に梅を縫ひて侍りしをぞ着たりし。 | ||
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ならす色もにほひもみゆるは御所より給はりたるかといふもむ | ならす色もにほひもみゆるは御所より給はりたるかといふもむ | ||
ねさはかしくおほえなからときはいのしゆこうよりとそ | ねさはかしくおほえなからときはいのしゆこうよりとそ | ||
- | つれなくいらへ侍し十五日の夕つかたかはさきよりむかへに | + | つれなくいらへ侍し十五日の夕つかたかはさきよりむかへに/s7r k1-4 |
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text/towazu/towazu1-01.1551961819.txt.gz · 最終更新: 2019/03/07 21:30 by Satoshi Nakagawa