ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:mumyosho:u_mumyosho074

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
text:mumyosho:u_mumyosho074 [2014/10/21 15:38] – [校訂本文] Satoshi Nakagawatext:mumyosho:u_mumyosho074 [2014/10/21 15:39] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
行 18: 行 18:
   今来んと妻や契し長月の有明の月に牡鹿鳴くなり   今来んと妻や契し長月の有明の月に牡鹿鳴くなり
  
-この歌は、「ことがら優し」とて勝にき。されど、定家(さだいへ)の朝臣、当座にて難ぜられき。「かの素性(そせい)が((本「歌に」と続く))、わづかに二句こそは変りて侍れ。かやうに多く似たる歌は、その句を置きかへて、上の句を下になしなど、作り改めたるこそよけれ。これはただ本(もと)の置き所にて、胸の句と結句とばかり変れるは難とすべし」となん侍りし。+この歌は、「ことがら優し」とて勝にき。されど、定家(さだいへ)の朝臣、当座にて難ぜられき。「かの素性(そせい)が歌に((本「歌に」なし。諸本により補う。))、わづかに二句こそは変りて侍れ。かやうに多く似たる歌は、その句を置きかへて、上の句を下になしなど、作り改めたるこそよけれ。これはただ本(もと)の置き所にて、胸の句と結句とばかり変れるは難とすべし」となん侍りし。
  
 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
text/mumyosho/u_mumyosho074.1413873530.txt.gz · 最終更新: 2014/10/21 15:38 by Satoshi Nakagawa