text:mumyosho:u_mumyosho074
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text:mumyosho:u_mumyosho074 [2014/10/21 15:38] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:mumyosho:u_mumyosho074 [2014/10/21 15:39] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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今来んと妻や契し長月の有明の月に牡鹿鳴くなり | 今来んと妻や契し長月の有明の月に牡鹿鳴くなり | ||
- | この歌は、「ことがら優し」とて勝にき。されど、定家(さだいへ)の朝臣、当座にて難ぜられき。「かの素性(そせい)が((諸本「歌に」と続く))、わづかに二句こそは変りて侍れ。かやうに多く似たる歌は、その句を置きかへて、上の句を下になしなど、作り改めたるこそよけれ。これはただ本(もと)の置き所にて、胸の句と結句とばかり変れるは難とすべし」となん侍りし。 | + | この歌は、「ことがら優し」とて勝にき。されど、定家(さだいへ)の朝臣、当座にて難ぜられき。「かの素性(そせい)が歌に((底本「歌に」なし。諸本により補う。))、わづかに二句こそは変りて侍れ。かやうに多く似たる歌は、その句を置きかへて、上の句を下になしなど、作り改めたるこそよけれ。これはただ本(もと)の置き所にて、胸の句と結句とばかり変れるは難とすべし」となん侍りし。 |
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text/mumyosho/u_mumyosho074.1413873530.txt.gz · 最終更新: 2014/10/21 15:38 by Satoshi Nakagawa