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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka13-06 [2018/03/04 17:41] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka13-06 [2018/03/04 17:44] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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山簡、常にこの池に来たりて、おほきに酔(ゑ)ひて、「わが高陽池なり」と言ひて、あらぬ気色(けしき)になりて帰る。襄陽城中の童(わらはべ)、歌を作りていはく、「山公何許往。至逍遥高陽池。日夕倒載帰。酩酊无所知。(山公、何れの許(ところ)にか往(ゆ)く。逍遥高陽池に至る。日夕倒載して帰る。酩酊して知る所無し)」。 | 山簡、常にこの池に来たりて、おほきに酔(ゑ)ひて、「わが高陽池なり」と言ひて、あらぬ気色(けしき)になりて帰る。襄陽城中の童(わらはべ)、歌を作りていはく、「山公何許往。至逍遥高陽池。日夕倒載帰。酩酊无所知。(山公、何れの許(ところ)にか往(ゆ)く。逍遥高陽池に至る。日夕倒載して帰る。酩酊して知る所無し)」。 | ||
- | 馬に乗りて白接籬を逆さまにしけるなり。接羅の白帽あり。白き鷺、翅(つばさ)の上に、長き族毛有り。これを取りて作るなりと言へり | + | 馬に乗りて白接籬を逆さまにしけるなり。接籬((底本「接羅」。諸本同じ。「白接籬」の表記に合わせる。))の白帽あり。白き鷺、翅(つばさ)の上に、長き族毛有り。これを取りて作るなりと言へり |
永嘉三年に天下おほきに乱れて、万方静かならざりけるも、山簡ひとり、酒に酔ふこと怠らざりけり。 | 永嘉三年に天下おほきに乱れて、万方静かならざりけるも、山簡ひとり、酒に酔ふこと怠らざりけり。 |
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