text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka12-01
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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka12-01 [2018/02/22 21:27] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka12-01 [2018/02/22 23:09] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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昔、四極すたれ、九州裂けたりしに、五色の石を練りて、蒼天を補(おぎの)ふ。 | 昔、四極すたれ、九州裂けたりしに、五色の石を練りて、蒼天を補(おぎの)ふ。 | ||
- | 女媧、初めて琴・箏・蕭・笙を作り給へりけり。琴を作りて、初めて弾く時、白雲飛びて、前(まえ)に来たれり。蕭を作りて吹く時、六月に霜下(くだ)れり。一度(ひとたび)曲調をなすに、天下、大きに振るふ。笙を作りて吹く時、鶯来たり鳴くと言へり。 | + | 女媧、初めて琴・箏・簫・笙を作り給へりけり。琴を作りて、初めて弾く時、白雲飛びて、前(まえ)に来たれり。簫を作りて吹く時、六月に霜下(くだ)れり。一度(ひとたび)曲調をなすに、天下、大きに振るふ。笙を作りて吹く時、鶯来たり鳴くと言へり。 |
空はみなとだえも見えず割れにけり琴の音(ね)ゆゑぞ雲はたなびく | 空はみなとだえも見えず割れにけり琴の音(ね)ゆゑぞ雲はたなびく |
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka12-01.txt · 最終更新: 2018/02/22 23:09 by Satoshi Nakagawa