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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka11-18

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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka11-18 [2018/02/20 22:56]
Satoshi Nakagawa 作成
text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka11-18 [2018/02/20 22:58] (現在)
Satoshi Nakagawa [校訂本文]
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 鋤倪、行きて見るに、朝服を着て、あからさま寄り臥して、夜の明くるを待つ気色なり。鋤倪、これを見るに、今も忠勤の姿なり。「もとよりも、君を諫むるは、忠ありて科(とが)なし。これを殺さむことは、不忠になるべし。殺さずは、命を承りて、変ずるになりぬべし」と思へり。 鋤倪、行きて見るに、朝服を着て、あからさま寄り臥して、夜の明くるを待つ気色なり。鋤倪、これを見るに、今も忠勤の姿なり。「もとよりも、君を諫むるは、忠ありて科(とが)なし。これを殺さむことは、不忠になるべし。殺さずは、命を承りて、変ずるになりぬべし」と思へり。
  
-時に、みづから頭(かうべ)を槐(からたち)触れて死ぬ。+時に、みづから頭(かうべ)を槐(からたち)触れて死ぬ。
  
 >​趙盾、首山に狩りして、桑の下の餓人を知る。示昧明なり。趙盾、食ひ物を与ふ。半らを食ひ残して、「母に与へむ」と言ふを、「あはれ」と思ひて、なほ飯宍を与へたり。さて、ともに行方(ゆくへ)を知らずなりぬ。 >​趙盾、首山に狩りして、桑の下の餓人を知る。示昧明なり。趙盾、食ひ物を与ふ。半らを食ひ残して、「母に与へむ」と言ふを、「あはれ」と思ひて、なほ飯宍を与へたり。さて、ともに行方(ゆくへ)を知らずなりぬ。
 >​また後に、晋の霊公、趙盾を失なはむとて、酒を勧めて、数盃をせめけり。示昧明、進みていはく、「三行しかむべし」と言へり。趙盾、すでに去りぬ。 >​また後に、晋の霊公、趙盾を失なはむとて、酒を勧めて、数盃をせめけり。示昧明、進みていはく、「三行しかむべし」と言へり。趙盾、すでに去りぬ。
 >​霊公の壮士、囓狗(ひとくひいぬ)を修(はな)ちてけり。名をば熬(かう)(大高四尺也)と言へり。示昧明、趙盾を助けんがために、狗を摶(う)ち殺しつ。 >​霊公の壮士、囓狗(ひとくひいぬ)を修(はな)ちてけり。名をば熬(かう)(大高四尺也)と言へり。示昧明、趙盾を助けんがために、狗を摶(う)ち殺しつ。
->​又車の片輪(かたわ)を抜きて、趙盾を殺さむとするに。示昧明、軸(よこがみ)を肘(ひぢ)に受けて、家に送りてけり。 +>​又車の片輪(かたわ)を抜きて、趙盾を殺さむとするに。示昧明、軸(よこがみ)を肘(ひぢ)に受けて、家に送りてけり。趙盾、「われを助くる人、誰(たれ)ぞ」と泣く泣く問ふに、「桑下の餓人なり」とばかり((底本、「とばかり」の「とば」虫損。書陵部本により補う。))言ひて、名をばあらはさずして去りぬ。
->趙盾、「われを助くる人、誰(たれ)ぞ」と泣く泣く問ふに、「桑下の餓人なり」とばかり((底本、「とばかり」の「とば」虫損。書陵部本により補う。))言ひて、名をばあらはさずして去りぬ。+
  
   年を経てかたみに契るなかだちも命(いのち)にかふるあとはまれなり   年を経てかたみに契るなかだちも命(いのち)にかふるあとはまれなり


text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka11-18.txt · 最終更新: 2018/02/20 22:58 by Satoshi Nakagawa