text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka01-03
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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka01-03 [2017/10/04 21:56] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka01-03 [2017/10/04 21:57] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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漢の長楽宮に温室殿あり。孔光、尚書の令として仕へけり((底本「伝けり」。諸本により訂正))。 | 漢の長楽宮に温室殿あり。孔光、尚書の令として仕へけり((底本「伝けり」。諸本により訂正))。 | ||
- | 家にて兄弟・妻子など物語するに、朝省の政との間事つゆ((「つゆ」は底本虫損。諸本により補う。))ばかりも散らすことなし。ある人の、「温室省の内の樹は何の木ぞ」と問へば、黙(もだ)して答へず。さらにあらぬことどもを言ひ紛らかしつつ、それをも漏らさずぞありける。 | + | 家にて兄弟・妻子など物語するに、朝省の政(まつりごと)の間のこと、つゆ((「つゆ」は底本虫損。諸本により補う。))ばかりも散らすことなし。ある人の、「温室省の内の樹は何の木ぞ」と問へば、黙(もだ)して答へず。さらにあらぬことどもを言ひ紛らかしつつ、それをも漏らさずぞありける。 |
深山木(みやまぎ)の名をさへあだに漏らさじと思ひこめける八重霞(やへがすみ)かな | 深山木(みやまぎ)の名をさへあだに漏らさじと思ひこめける八重霞(やへがすみ)かな |
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka01-03.txt · 最終更新: 2017/10/09 22:52 by Satoshi Nakagawa