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text:kohon:kohon008 [2014/09/15 21:40] – [第8話 御形の宣旨、歌の事] Satoshi Nakagawatext:kohon:kohon008 [2014/11/19 01:19] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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 ただ中納言をのみ恋ひ嘆きて、「いかに罪深かりけむ」と思ふに、貴くめでたき法師子を持ちて、山に置かれたりけるぞ、「罪少し軽るみにけむかし」とはおぼゆれ。 ただ中納言をのみ恋ひ嘆きて、「いかに罪深かりけむ」と思ふに、貴くめでたき法師子を持ちて、山に置かれたりけるぞ、「罪少し軽るみにけむかし」とはおぼゆれ。
  
->御堂の中姫君、三条院の御時の后、皇太后宮と申したるが女房なり。大和の宣旨とも申しけり。世にいみじき色好みは本院の侍従・御形の宣旨と申たる。侍従は、はるか昔の平が世の人。この御形の宣旨は中ごろの人。されば、昔今の人を一手に具して申したる也。((「御堂の中姫君」以下、底本二字下げ。注記の扱い。))+>御堂の中姫君、三条院の御時の后、皇太后宮と申したるが女房なり。大和の宣旨とも申しけり。世にいみじき色好みは本院の侍従・御形の宣旨と申たる。侍従は、はるか昔の平が世の人。この御形の宣旨は中ごろの人。されば、昔今の人を一手に具して申したる也。((「御堂の中姫君」以下、底本二字下げ。注記の扱い。))
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text/kohon/kohon008.txt · 最終更新: 2016/01/20 15:52 by Satoshi Nakagawa