text:kankyo:s_kankyo020
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text:kankyo:s_kankyo020 [2015/07/09 22:10] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:kankyo:s_kankyo020 [2015/07/14 12:16] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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げにも、心あらむ人、これを見むばかり、道心発(おこ)りぬべきことやは侍る。されば、弘法大師((空海))は、「白き虫、穴の中にむくめき、青き蠅、口の中(うち)に飛ぶ。昔のよしみを尋ねんとするに、一度(たび)は悲しみ、一度は恥づべし」とぞ書き給へる。止観の中に、人の死にて身のみだるるより、つひにその骨を拾ひて煙(けぶり)となすまでのことを説きて侍るは、見る目も悲しう侍るぞかし。 | げにも、心あらむ人、これを見むばかり、道心発(おこ)りぬべきことやは侍る。されば、弘法大師((空海))は、「白き虫、穴の中にむくめき、青き蠅、口の中(うち)に飛ぶ。昔のよしみを尋ねんとするに、一度(たび)は悲しみ、一度は恥づべし」とぞ書き給へる。止観の中に、人の死にて身のみだるるより、つひにその骨を拾ひて煙(けぶり)となすまでのことを説きて侍るは、見る目も悲しう侍るぞかし。 | ||
- | かやうの文(ふみ)にも暗き男の、おのづからその心発りけんこと、なほなほありがたく侍るべし。((底本、「いまたむけにいとけなく侍しほとの事」と続くが、これは次の説話。)) | + | かやうの文(ふみ)にも暗き男の、おのづからその心発りけんこと、なほなほありがたく侍るべし。((底本、「いまたむけにいとけなく侍しほとの事」と続くが、これは[[s_kankyo021]]の冒頭。)) |
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text/kankyo/s_kankyo020.1436447459.txt.gz · 最終更新: 2015/07/09 22:10 by Satoshi Nakagawa