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text:k_konjaku:k_konjaku7-1 [2016/11/13 22:42] – 作成 Satoshi Nakagawatext:k_konjaku:k_konjaku7-1 [2016/11/13 22:45] (現在) – [巻7第1話 唐玄宗初供養大般若経語 第一] Satoshi Nakagawa
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 ====== 巻7第1話 唐玄宗初供養大般若経語 第一 ====== ====== 巻7第1話 唐玄宗初供養大般若経語 第一 ======
  
-今昔、震旦の唐の玄宗の代に、玄奘三蔵、大般若経を翻訳し給ふ。玉花寺の都維那の沙門、寂照・慶賀等、筆受たり。既に訳し畢ぬるを、皇帝、聞き給て、歓喜して、斎会を設て、供養し給はむとす。竜朔三年冬十月卅日((底本頭注「卅日一本晦日ニ作ル」))を以て嘉寿殿を荘厳して、宝幢・幡蓋・種々の供具を備ふ。皆極めて妙にして、美なる事限無し。+今昔、震旦の唐の玄宗((高宗とあるべきところ。))の代に、玄奘三蔵、大般若経を翻訳し給ふ。玉花寺の都維那の沙門、寂照・慶賀等、筆受たり。既に訳し畢ぬるを、皇帝、聞き給て、歓喜して、斎会を設て、供養し給はむとす。竜朔三年冬十月卅日((底本頭注「卅日一本晦日ニ作ル」))を以て嘉寿殿を荘厳して、宝幢・幡蓋・種々の供具を備ふ。皆極めて妙にして、美なる事限無し。
  
 此の日、大般若経を請じ迎へて、粛成殿より嘉寿殿に行き、大きに斎会を設て、経を講じ読て、供養し給ふ。其の儀、厳重なる事限無し。 此の日、大般若経を請じ迎へて、粛成殿より嘉寿殿に行き、大きに斎会を設て、経を講じ読て、供養し給ふ。其の儀、厳重なる事限無し。
text/k_konjaku/k_konjaku7-1.1479044566.txt.gz · 最終更新: 2016/11/13 22:42 by Satoshi Nakagawa