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text:k_konjaku:k_konjaku24-57 [2014/10/11 04:53] – 作成 Satoshi Nakagawatext:k_konjaku:k_konjaku24-57 [2016/02/15 22:59] (現在) – [巻24第57話 藤原惟規読和歌被免語 第五十七] Satoshi Nakagawa
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 ====== 巻24第57話 藤原惟規読和歌被免語 第五十七 ====== ====== 巻24第57話 藤原惟規読和歌被免語 第五十七 ======
  
-今昔、大斎院と申すは村上天皇の御子に御座す。和歌をなむ微妙く読せ給ける。+今昔、大斎院((選子内親王))と申すは村上天皇の御子に御座す。和歌をなむ微妙く読せ給ける。
  
 其の斎院に御座ける時、藤原惟規と云ふ人、当職の蔵人にて有ける時に、彼の斎院に候ける女房に忍て物云はむとて、夜々(よなよな)其の局に行たりけるに、斎院の侍共、惟規局に入ぬと見て、怪がりて、「何なる人ぞ」と問ひ尋けるに、隠れ初にければ、否(え)誰とも云はで有けるを、御門共を閉てければ、否出でで有けるに、其の語ひける女房思ひ侘びて、院に、「此る事なむ候ふ」と申ければ、御門を開て出しけるに、惟規出とて、此なむ云ける、 其の斎院に御座ける時、藤原惟規と云ふ人、当職の蔵人にて有ける時に、彼の斎院に候ける女房に忍て物云はむとて、夜々(よなよな)其の局に行たりけるに、斎院の侍共、惟規局に入ぬと見て、怪がりて、「何なる人ぞ」と問ひ尋けるに、隠れ初にければ、否(え)誰とも云はで有けるを、御門共を閉てければ、否出でで有けるに、其の語ひける女房思ひ侘びて、院に、「此る事なむ候ふ」と申ければ、御門を開て出しけるに、惟規出とて、此なむ云ける、
text/k_konjaku/k_konjaku24-57.1412970820.txt.gz · 最終更新: 2014/10/11 04:53 by Satoshi Nakagawa