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text:k_konjaku:k_konjaku12-30 [2015/07/03 02:06] – 作成 Satoshi Nakagawatext:k_konjaku:k_konjaku12-30 [2015/07/03 02:07] (現在) – [巻12第30話 尼願西所持法花経不焼給語 第三十] Satoshi Nakagawa
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 ====== 巻12第30話 尼願西所持法花経不焼給語 第三十 ====== ====== 巻12第30話 尼願西所持法花経不焼給語 第三十 ======
  
-今昔、一人の尼有けり。名をば願西と云ふ。横川の源信僧都の姉((底本頭注「姉続往生伝妹に作る))也。+今昔、一人の尼有けり。名をば願西と云ふ。横川の源信僧都の姉((底本頭注「姉続往生伝妹に作る))也。
  
 此の尼、本より心柔暖((「暖」は底本異体字「煗」))にして瞋恚を発さず。女の身也と云へども、心に智有て因果を知れり。出家の後は戒律を犯さずして、専に善心有り。亦、法花経を読誦して、其の義理を悟る事深し。凡そ生たる間、法花経を読奉れる事、数万部也。念仏の功を積る事、員を知らず。 此の尼、本より心柔暖((「暖」は底本異体字「煗」))にして瞋恚を発さず。女の身也と云へども、心に智有て因果を知れり。出家の後は戒律を犯さずして、専に善心有り。亦、法花経を読誦して、其の義理を悟る事深し。凡そ生たる間、法花経を読奉れる事、数万部也。念仏の功を積る事、員を知らず。
text/k_konjaku/k_konjaku12-30.1435856814.txt.gz · 最終更新: 2015/07/03 02:06 by Satoshi Nakagawa