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text:k_konjaku:k_konjaku11-36

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text:k_konjaku:k_konjaku11-36 [2015/06/06 01:48] – 作成 Satoshi Nakagawatext:k_konjaku:k_konjaku11-36 [2018/09/26 18:25] (現在) – [巻11第36話 修行僧明練始建信貴山語 第卅六] Satoshi Nakagawa
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 ====== 巻11第36話 修行僧明練始建信貴山語 第卅六 ====== ====== 巻11第36話 修行僧明練始建信貴山語 第卅六 ======
  
-今昔、仏道を修行する僧有けり。名をば明練と云ふ。常陸の国人也。心に深く仏の道を願て、本国を去て、国々の霊験の所々に修行する間に、大和国に至れり。+今昔、仏道を修行する僧有けり。名をば明練((通常、「命蓮」と表記する。[[text:yomeiuji:uji101|『宇治拾遺物語』101話]]参照。))と云ふ。常陸の国人也。心に深く仏の道を願て、本国を去て、国々の霊験の所々に修行する間に、大和国に至れり。
  
 □□□郡の東の高き山の峰に登て見れば、西の山の東面に副て、一の小山有り。其の山の上に五色の奇異なる雲覆へり。明練、是を見て、「定て、彼の所は霊験殊勝の地ならむ」と思て、其の雲を注(しるし)にて尋ね行く。 □□□郡の東の高き山の峰に登て見れば、西の山の東面に副て、一の小山有り。其の山の上に五色の奇異なる雲覆へり。明練、是を見て、「定て、彼の所は霊験殊勝の地ならむ」と思て、其の雲を注(しるし)にて尋ね行く。
text/k_konjaku/k_konjaku11-36.1433522934.txt.gz · 最終更新: 2015/06/06 01:48 by Satoshi Nakagawa