text:jikkinsho:s_jikkinsho07-08

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--- text:jikkinsho:s_jikkinsho07-08 [2016/02/04 01:40] – 作成 Satoshi Nakagawa
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-  八成明親王の位に付せ給たりけるに、女御あまた候はせ給／k122
+  八成明親王ノ位ニ付セ給タリケルニ、女御アマタ候ハセ給／k122
-    ける中々、広幡の御息所は、ことに御心はせあるさまに、御門も
+    ケル中々、広幡ノ御息所ハ、コトニ御心ハセアルサマニ、御門モ
-    思めしたり、
+    思メシタリ、
-      あふさかもはてはゆききのせきもゐす、たつねてとひこ
+      アフサカモハテハユキキノセキモヰス、タツネテトヒコ
-      きなはかへさし
+      キナハカヘサシ
-    と云哥を、同様にかかせ給て方々に奉らる、御返事をさ
+    ト云哥ヲ、同様ニカカセ給テ方々ニ奉ラル、御返事ヲサ
-    まさまに聞させ給ける中に広幡は、たきものをそまいら
+    マサマニ聞サセ給ケル中ニ広幡ハ、タキモノヲソマイラ
-    せ給ける、いみしかりけり、こと御方にはくつかふりの
+    セ給ケル、イミシカリケリ、コト御方ニハクツカフリノ
-    哥とも御覧しわかさりけるにや、此御息所御心をきて
+    哥トモ御覧シワカサリケルニヤ、此御息所御心ヲキテ
-    賢くおはしましけるゆへに、彼帝の御時梨壺の五人に
+    賢クオハシマシケルユヘニ、彼帝ノ御時梨壺ノ五人ニ
-    仰せて万葉集をやはらけられけるも、此御すすめとそ
+    仰セテ万葉集ヲヤハラケラレケルモ、此御ススメトソ
-    順筆をとれりける／k123
+    順筆ヲトレリケル／k123

text/jikkinsho/s_jikkinsho07-08.1454517627.txt.gz · 最終更新: 2016/02/04 01:40 by Satoshi Nakagawa