text:chomonju:s_chomonju015
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text:chomonju:s_chomonju015 [2015/02/22 01:42] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:chomonju:s_chomonju015 [2019/07/01 18:03] – [翻刻] Satoshi Nakagawa | ||
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===== 校訂本文 ===== | ===== 校訂本文 ===== | ||
- | 基隆朝臣、周防国を知りけるころ、保安三年十月に語りけるは、かの国に島明神とておはします。神主、牢籠の事ありて、論じける者ありとて、神田を刈り取らんとしければ、宝前より蛇三百ばかり出でたり。その内に角ある二つありける。しばしありて、入りぬ。 | + | 基隆朝臣、周防国を知りけるころ、保安三年十月に語りけるは、かの国に島明神とておはします。 |
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+ | 神主、牢籠の事ありて、論じける者ありとて、神田を刈り取らんとしければ、宝前より蛇三百ばかり出でたり。その内に角ある、二つありける。しばしありて、入りぬ。 | ||
その後、なほ刈らんとしければ、鳥数万飛び来たりて、神田の稲の穂を食ひ抜きて、みな神殿の上に葺きけり。不思議のことなり。遠国の神、かかること、なかなかおはするものなり。 | その後、なほ刈らんとしければ、鳥数万飛び来たりて、神田の稲の穂を食ひ抜きて、みな神殿の上に葺きけり。不思議のことなり。遠国の神、かかること、なかなかおはするものなり。 | ||
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万とひきたりて神田の稲の穂を食ぬきてみな神殿の上に | 万とひきたりて神田の稲の穂を食ぬきてみな神殿の上に | ||
葺けり不思議の事也遠国の神かかること中々おはする物也/s18r | 葺けり不思議の事也遠国の神かかること中々おはする物也/s18r | ||
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text/chomonju/s_chomonju015.txt · 最終更新: 2020/01/12 23:22 by Satoshi Nakagawa