目次

隆房集

51 そのままにまたも結ばぬ菅枕幾重か塵の積りゐぬらん

校訂本文

<<PREV 『隆房集』TOP NEXT>>

過ぎにしかたの事ども1)何となく思ひ出でられて、

  そのままにまたも結ばぬ菅枕(すがまくら)幾重(いくへ)か塵の積りゐぬらん

<<PREV 『隆房集』TOP NEXT>>

翻刻

 すきにしかたの事と(如本)とも
 なにとなくおもひいてられて
そのままにまたもむすはぬすかまくら
いくへかちりのつもりゐぬらん/s24l

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/24?ln=ja

1)
底本「事と」の「と」に「如本」と注記。「と」を衍字とみて一字削除。