隆房集
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その夜更くるほどに、あひ見たりしところへ行きて、うち臥したりしかば、五条わたりの西の対(たい)1)にても限りあれば、これほどはあらじと覚えて、
歎きつつ春は昔に変はらずといひけん人をよそにやは聞く
そのよふくるほとにあひみ たりしところへゆきてう ちふしたりしかは五条わ たりのにしのたいにても かきりあれはこれほとはあら しとおほえて なけきつつはるはむかしにかはらすと いひけん人をよそにやはきく/s23l
https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/23?ln=ja