醒睡笑 巻7 廃忘
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おどけもの、縁を行きちがふとて、小姓の口を吸ふ。脇より、「見たぞ、見たぞ」と云ふ時、あまり肝をつぶし、「旅ぢやに、許せ、許せ」と申しごとは。
一 おどけもの縁(ゑん)を行(ゆき)ちかふとて小性の口を すふわきより見たぞ見たぞと云時(いふとき)あまり肝/n7-33l
をつぶし旅しやにゆるせゆるせと申事は/n7-34r