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text:sesuisho:n_sesuisho7-059

醒睡笑 巻7 謡

1 あの月の行く道は何に乗りて歩くなればあれほど足が早いぞよ・・・

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「あの月の行く道は、何に乗りて歩(あり)くなれば、あれほど足が早いぞよ」。「馬に乗らるる」。「何に書きたるぞ」。「桜の木(こ)の間1)にのる月の、しかもおもしろのはるび2)や、あらおもしろのはるびや3)」。

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   謡
一 あの月のゆくみちはなににのりてありく
  なればあれほとあしがはやいぞよ馬に
  のらるるなにに書たるぞ桜のこのまに
  のる月のしかもおもしろのはるびやあ
  らおもしろのはるびや/n7-34l
1)
木の間・駒(こま)
2)
春日・腹帯
3)
謡曲「田村」「桜の木の間に漏る月の・・・面白の春べや。あら面白の春べや。」による。
text/sesuisho/n_sesuisho7-059.txt · 最終更新: 2022/08/15 16:41 by Satoshi Nakagawa