古今著聞集 飲食第二十八
左京大夫顕輔卿1)のもとへ、ある人ことをして送りたりけるに、桜花(さくらばな)かざしなどしたりけるを、僧どもおほらかに食ひけるを、三品2)の連歌になんし侍りける、
春の花えだして見せよかし3)
証尊法印、付けける、
桜はむ4)には何かたふべき
左京大夫顕輔卿のもとへ或人ことをしてをくりたり けるにさくら花かさしなとしたりけるを僧ともお ほらかに食けるを三品の連哥になんし侍ける (本ママ) 春の花えたして見せよかし 証尊法印つけける さくらは花にはなにかたうへき/s490l
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