古今著聞集 宿執第二十三
堂僧済範は深く音楽にふける者なりけり。最後の時、万秋楽を聞きて、三帖の喚頭(くわんどう)に至るほどに遷化(せんげ)しにけり。
これも宿執の深きいたりなり。
堂僧済範はふかく音楽にふける物也けり。最後 の時万秋楽をききて三帖喚頭にいたるほとに遷化 しにけりこれも宿執のふかきいたり也/s388r
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