古今著聞集 偸盗第十九
花山院の粟田口殿の山の蕨(わらび)を、あまりに人の盗みければ、山守1)縁浄法師詠み侍りける、
山守のひましなければかぎわらび盗人にこそ今はまかすれ2)
花山院の粟田口殿の山の蕨をあまりに人のぬす みけれはこもり縁浄法師よみ侍ける 山守のひましなけれはかきわらひぬす人にこそとはまるすれ/s347l
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