古今著聞集 和歌第六
弘徽殿女御の歌合(うたあはせ)に、「花かうじ」・「しらまゆみ」といへる文字くさりを、歌の句の上(かみ)にすゑて、折句の歌に詠ませられける、めづらしかりけることなり。
おほかたの題には、四季・恋をこそ用ゐられ侍れ。
弘徽殿女御哥合に花かうししらまゆみといへる文字く さりを哥の句のかみにすへて折句の哥によませられける めつらしかりける事也大かたの題には四季恋をこそもちゐ られ侍れ/s112r
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