目次

動詞

どうし

定義

日本語の品詞の一つ。自立語活用があり、単独で述語になる。同様に自立語で活用のある形容詞形容動詞とあわせて用言という。

口語では、終止形がウ段の音で終わり、文語ではウ段、または「リ」で終わる。

活用の種類

四段活用

未然連用終止連体已然命令

上一段活用

文語

未然連用終止連体已然命令
いるいるいれいよ

口語

未然連用終止連体仮定命令
いるいるいれいよ

上二段活用

未然連用終止連体已然命令
うるうれいよ

下一段活用

文語

未然連用終止連体已然命令
けるけるけれけよ

口語

未然連用終止連体仮定命令
えるえるえよ

下二段活用

未然連用終止連体已然命令
うるうれえよ

カ行変格活用

文語

未然連用終止連体已然命令
くるくれこ(こよ)

口語

未然連用終止連体仮定命令
くるくるくれこい

サ行変格活用

文語

未然連用終止連体已然命令
するすれせよ

口語

未然連用終止連体仮定命令
するするすれせよ

ナ行変格活用

未然連用終止連体已然命令
ぬるぬれ

ラ行変格活用

未然連用終止連体已然命令

動詞の種類

自動詞

表す動作・作用が主語自身の働きを表す動詞。

「戸が開く」の「開く」など。

他動詞

表す動作・作用がほかに及ぶ意味を持つ動詞。

「私が戸を開ける」の「開ける」など。

可能動詞

五段(四段)活用の動詞が下一段活用に転じて、助動詞を用いなくても単独で可能の意味を持つようになったもの。「読める」「言える」などの類。

中世末期頃からみられ、命令形がない。