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wmr:cnbike1 [2014/03/19 04:53] – 作成 Satoshi Nakagawawmr:cnbike1 [2014/05/03 22:01] (現在) Satoshi Nakagawa
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 2000年に僕は初めて海外旅行をした。 2000年に僕は初めて海外旅行をした。
  
-初めての海外は中国、それも現地で自転車を買い、上海まで行くというものだった。+初めての海外は中国、それも現地で自転車を買い、上海まで行くという無茶なものだった。今までで、一番長く、一番過酷で、一番思い出に残っている旅である
  
-なお、注釈2013年現在入れたものでる。+発案者僕で、自転車にハマっ僕が一人でアメリカで走ろうと思っていたところ、ある飲み会たまたまT氏と隣の席になり、「一緒に中国走りませんか」と誘ったら乗り気になった。この後、シラフに戻ったT氏は深く後悔し、成田空港に集合したときでさえ「本当にやの〜」と言っていた
  
-===== 北京地獄編 =====+後輩I君はT氏に誘われて参加を決意。彼も訪中は初めてだった。
  
-海外旅行初体験私とIそれ唯一中国語が話せるTは非情要求を突き付ける!うなるPhenix2000チーム!明日るのか!+この文章帰った直後に書いて、当時の個人サイトに掲載したもの。高揚た文章とか思い違いなどもあり、自分としてとても恥ずかしいが、誤字等を修正す以外はそまま掲載する。
  
- 北京空港たの20007月18日午後八時である。初めての海外緊張する。税関で「工作員」と書れた巨大看板を発見する。さすが中国だ、スパイ専用の出入口がるのかと思ったらそではなくて、空港職員専用の出入口だった。それにしても看板がでかすぎるぞ!+ここてあること10以上前ことで、当中国はすでになりつつあったが、現在とは全然状況が違ことをお断りしておく。
  
- 空港日本円を人民元両替する。札を入れると、どの国の紙幣か瞬時に識別し、両替するいう画期的な機械だ、一台は壊れていらしく、日本観光客が何やら大声で怒鳴っていた。よてみると「こんな国入国てやらいぞ」などと叫んでいる。もう入国しいるのに・・。 +ままではすでに読んだことがる人には面白ので注釈を付け足た。後にてから分かることもある
- ゲートから出ようとしたとろでTがんでないことを言い出す+
  
-「あれ、僕お金どこへやったっけ?」+===== 目次 =====
  
- 両替したのは数分まえである。 +  * [[beijing]] 
- +  * [[hebei]] 
- 「あっそうだ!」Tは慌てて両替機の方へ戻っていき、近くにあったごみ箱をあさりはじめた。 +  * [[shandong]] 
-??? +  * [[jangsu]] 
- 「中川くーんあったよ!」そう、Tは両替したばかりの人民元を全額ごみ箱に捨てていたのである。Tの予想だにできない行動に、わたしとIは「本当にこいつについていっていいのだろうか?」と不安になったのは言うまでもない。そして、この時からTは「金捨て番長」と命名された。 +  * [[shanghai]]
- +
- 突然のTの大ボケに不安になった私たちだったが、その不安は見事に適中した。 +
- わたしたちは北京在住のN氏と会い、夕食後宿に向かうはずだった。宿はTが「北京師範大学に泊まればいいよ」と言っていたので、安心していたのだ。しかし・・。 +
- タクシーで北京師範大学についたときにはもう10時を回っていた。Tが交渉したが、もう部屋がないとか、受付の姉ちゃんが帰ったとかいわれて、結局泊まれない。 +
- 私たちはN氏と四人で一晩飲み明かすことになった。 +
- +
- 翌朝、西直門というところでホテルをとり、Tが悪魔の宣告をした。といっても、その時はそうは思っていなかったのだが・・。 +
- +
-「僕、大連の知り合いのところに行くね。三日ぐらいしたらもどってくるから」 +
- +
- Tが大連へ行くことは、出発前から分かっていた。しかし、問題はその日数だ。 +
- そう、Tは確かに三日と言ったのだ。しかし、彼が北京に戻ってきたのは、それから六日後の7月24日だった。その間、Tは大連でのんびりと悠々自適の暮らしをしてたらしい。 +
- +
- わたしとIには地獄の一週間だった。何しろ二人とも初めての海外旅行なのである。 +
- まず、私が思っていた以上にIは役立たずだった。Iの専門は中国文学で、中国語も習っているのである。それなのに・・。 +
- わたしも小心者だがIはわたしに輪をかけた小心者だったのだ。本当は +
- +
-何か問題があったらIに謝らせてにげちゃえ! +
-道で大道芸をして、怒られそうになったらIを人質にして逃げる! +
-買い物はぜんぶIにやらせる。 +
-Iが文句を言ったら「だって僕中国語できないもーん」という。 +
-という予定だった。 +
- しかし、Iは小心者である。買い物をして値段の交渉をして3分後に、「中川さん、あの時こう言っていたんですよ」などと、通訳する始末。もう終わっているんだから、黙っててくれよ! +
-スターバックスでは私がアイスコーヒーを注文して氷をがりがり噛んでいると「氷にあたることもあるんですよねえ」って、食う前に言え、食ったあとなら黙ってろ! +
- Iは中国文学が専門だから、「図書城」という所へ本を買いに行きたがる。わたしはそれほど興味が無いので「独りで行ってこいよ」というと、猫なで声で「そんな~、中川さん~冷たいこといわないでくださいよ~」などという。きしょいんだよ! +
- わたしは頭に来たので、「俺はお前以上にしゃべれないんだから、俺を頼りにするな!」と言い、冷たく突き放した。突き放すのも愛情である。 +
- +
-そうこうしているうちに、北京について三日後、Tから電話があった。 +
- +
-「こっちは最高だよ~。こっちの人がもっと泊まっていけっていうから、もう2、3日泊まっていくから。」 +
- +
-ああ・・。 +
- +
-そしてTが帰ってきたのは、わたしとIの関係がすっかり乾ききった4日後だった。+
  
 +**2014/5/3 まだ完成していません。もうしばらくお待ちください。** // 中川聡
wmr/cnbike1.1395172409.txt.gz · 最終更新: 2014/03/19 04:53 by Satoshi Nakagawa