text:yomeiuji:uji040
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| text:yomeiuji:uji040 [2014/04/08 17:41] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:yomeiuji:uji040 [2025/05/02 20:59] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| - | ====== 第40話(巻3・第8話)樵夫哥の事 ====== | + | 宇治拾遺物語 |
| + | ====== 第40話(巻3・第8話)樵夫歌の事 ====== | ||
| **樵夫哥事** | **樵夫哥事** | ||
| - | **樵夫哥の事** | + | **樵夫歌の事** |
| - | 今はむかし、木こりの山守によきをとられて、「わびし、心うし」と思ひて、つら杖うちつきておりける。山もりみて「さるべきことを申せ、とらせん」といひければ、 | + | ===== 校訂本文 ===== |
| - | あしきだになきはわりなき世中によきをとられて我いかにせん | + | [[uji039|<< |
| - | と、よみたりければ、山もり「返しせん」と思て「うううう」と、うめきけれど、えせざりけり。 | + | 今は昔、木こりの、山守に斧(よき)を取られて、「わびし、心失し」と思ひて、つら杖うちつきて下りける。山守、見て、「さるべきことを申せ。取らせん」と言ひければ、 |
| - | さて、よきかへしとらせてければ、「うれし」と、思けりとぞ。 | + | 悪しきだになきはわりなき世の中によきを取られてわれいかにせん |
| + | |||
| + | と、詠みたりければ、山守、「返しせん」と思ひて、「うう、うう」とうめきけれど、えせざりけり。 | ||
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| + | さて、斧返し取らせてければ、「嬉し」と思ひけりとぞ。 | ||
| + | |||
| + | 人はただ歌をかまへて詠むべしと見えたり。 | ||
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| + | [[uji039|<< | ||
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| + | ===== 翻刻 ===== | ||
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| + | 今はむかし木こりの山守によきをとられてわひし心うしと思ひてつら杖 | ||
| + | うちつきておりける山もりみてさるへきことを申せとらせんといひけれは | ||
| + | あしきたになきはわりなき世中によきをとられて我いかにせん | ||
| + | とよみたりけれは山もり返しせんと思てううううとうめきけれとえせ | ||
| + | さりけりさてよきかへしとらせてけれはうれしと思けりとそ人はたた | ||
| + | 哥をかまへてよむへしとみえたり/47ウy98 | ||
| - | 人はただ哥をかまへてよむべしとみえたり。 | ||
text/yomeiuji/uji040.1396946474.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
