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text:yomeiuji:uji039 [2017/12/21 00:06] – [第39話(巻3・第7話)虎の鰐取りたる事] Satoshi Nakagawatext:yomeiuji:uji039 [2025/05/02 20:55] (現在) Satoshi Nakagawa
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 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
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 これも今は昔、筑紫の人、商(あきな)ひしに新羅に渡りけるが、商ひ果てて帰り道に、山の根にそひて、舟に水汲み入れんとて、水の流れ出でたる所に舟をとどめて、水を汲む。そのほど、舟にのりたる者、舟ばたに居て、うつふして海を見れば、山の影映りたり。高き岸の、三・四十丈ばかりあまりたる上に、虎、つづまり居て、ものをうかがふ。その影、水に映りたり。 これも今は昔、筑紫の人、商(あきな)ひしに新羅に渡りけるが、商ひ果てて帰り道に、山の根にそひて、舟に水汲み入れんとて、水の流れ出でたる所に舟をとどめて、水を汲む。そのほど、舟にのりたる者、舟ばたに居て、うつふして海を見れば、山の影映りたり。高き岸の、三・四十丈ばかりあまりたる上に、虎、つづまり居て、ものをうかがふ。その影、水に映りたり。
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 「舟に飛びかかりたらましかば、いみじき釼・刀を抜きてあふとも、かばかり力強く、早からんには、なにわざをすべきぞ」と思ふに、肝心失せて、舟漕ぐ空もなくてなん、筑紫には帰りけるとかや。 「舟に飛びかかりたらましかば、いみじき釼・刀を抜きてあふとも、かばかり力強く、早からんには、なにわざをすべきぞ」と思ふに、肝心失せて、舟漕ぐ空もなくてなん、筑紫には帰りけるとかや。
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 +===== 万治二年版本挿絵 =====
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 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
text/yomeiuji/uji039.1513782375.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa