text:yomeiuji:uji039
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| text:yomeiuji:uji039 [2017/12/09 18:33] – Satoshi Nakagawa | text:yomeiuji:uji039 [2025/05/02 20:55] (現在) – Satoshi Nakagawa | ||
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| 行 5: | 行 5: | ||
| **虎の鰐取りたる事** | **虎の鰐取りたる事** | ||
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| これも今は昔、筑紫の人、商(あきな)ひしに新羅に渡りけるが、商ひ果てて帰り道に、山の根にそひて、舟に水汲み入れんとて、水の流れ出でたる所に舟をとどめて、水を汲む。そのほど、舟にのりたる者、舟ばたに居て、うつふして海を見れば、山の影映りたり。高き岸の、三・四十丈ばかりあまりたる上に、虎、つづまり居て、ものをうかがふ。その影、水に映りたり。 | これも今は昔、筑紫の人、商(あきな)ひしに新羅に渡りけるが、商ひ果てて帰り道に、山の根にそひて、舟に水汲み入れんとて、水の流れ出でたる所に舟をとどめて、水を汲む。そのほど、舟にのりたる者、舟ばたに居て、うつふして海を見れば、山の影映りたり。高き岸の、三・四十丈ばかりあまりたる上に、虎、つづまり居て、ものをうかがふ。その影、水に映りたり。 | ||
| 行 13: | 行 17: | ||
| 「舟に飛びかかりたらましかば、いみじき釼・刀を抜きてあふとも、かばかり力強く、早からんには、なにわざをすべきぞ」と思ふに、肝心失せて、舟漕ぐ空もなくてなん、筑紫には帰りけるとかや。 | 「舟に飛びかかりたらましかば、いみじき釼・刀を抜きてあふとも、かばかり力強く、早からんには、なにわざをすべきぞ」と思ふに、肝心失せて、舟漕ぐ空もなくてなん、筑紫には帰りけるとかや。 | ||
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| + | ===== 万治二年版本挿絵 ===== | ||
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| ===== 翻刻 ===== | ===== 翻刻 ===== | ||
text/yomeiuji/uji039.1512812038.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
