text:yomeiuji:uji028
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| text:yomeiuji:uji028 [2017/12/21 00:00] – [第28話(巻2・第10話)袴垂、保昌に合ふ事] Satoshi Nakagawa | text:yomeiuji:uji028 [2025/05/01 22:25] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| 昔、袴垂とて、いみじき盗人の大将軍ありけり。十月ばかりに、衣(きぬ)の用なりければ、「衣、少しまうけん」とて、さるべき所々、うかがひ歩(ある)きけるに、夜中ばかりに、人、みな静まり果てて後、月の朧(おぼろ)なるに、衣、あまた着たるなるぬしの、指貫のそば挟みて、絹の狩衣めきたる着て、ただ一人笛吹きて、行きもやらず、練り行けば、「あはれ。これこそ、われに衣得させんとて、出でたる人なめり」と思ひて、「走かかりて、衣を剥がん」と思ふに、あやしく、ものの恐しく思えければ、そひて、二・三町ばかり行けども、「われに人こそ付きたる」と思ひたる気色もなし。 | 昔、袴垂とて、いみじき盗人の大将軍ありけり。十月ばかりに、衣(きぬ)の用なりければ、「衣、少しまうけん」とて、さるべき所々、うかがひ歩(ある)きけるに、夜中ばかりに、人、みな静まり果てて後、月の朧(おぼろ)なるに、衣、あまた着たるなるぬしの、指貫のそば挟みて、絹の狩衣めきたる着て、ただ一人笛吹きて、行きもやらず、練り行けば、「あはれ。これこそ、われに衣得させんとて、出でたる人なめり」と思ひて、「走かかりて、衣を剥がん」と思ふに、あやしく、ものの恐しく思えければ、そひて、二・三町ばかり行けども、「われに人こそ付きたる」と思ひたる気色もなし。 | ||
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| 「いみじかりし人の有様なり」と、捕へられて後、語りける。 | 「いみじかりし人の有様なり」と、捕へられて後、語りける。 | ||
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text/yomeiuji/uji028.1513782027.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
