text:yomeiuji:uji014
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
| text:yomeiuji:uji014 [2017/10/23 15:38] – [第14話(巻1・第14話)小藤太、聟におどされたる事] Satoshi Nakagawa | text:yomeiuji:uji014 [2025/04/28 23:37] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
|---|---|---|---|
| 行 5: | 行 5: | ||
| **小藤太、聟におどされたる事** | **小藤太、聟におどされたる事** | ||
| + | |||
| + | ===== 校訂本文 ===== | ||
| + | |||
| + | [[uji013|<< | ||
| これも今は昔、源大納言定房((源定房))といひける人のもとに、小藤太といふ侍ありけり。やがて、女房にあひ具してぞありける。娘も女房にて使はれけり。この小藤太は、殿の沙汰をしければ、三通り四通りに居広げてぞありける。 | これも今は昔、源大納言定房((源定房))といひける人のもとに、小藤太といふ侍ありけり。やがて、女房にあひ具してぞありける。娘も女房にて使はれけり。この小藤太は、殿の沙汰をしければ、三通り四通りに居広げてぞありける。 | ||
| 行 13: | 行 17: | ||
| 「この女房の、とくおりよかし」と、つれづれに思ひて臥したりけるほどに、奥の方より、遣戸を開けければ、疑ひなく「この女房の上よりおるるぞ」と思ひて、衣をば顔にかづきながら、あの物をかき出だして、腹をそらして、けしけしと起こしければ、小藤太、おびえて、なけされかへりけるほどに、肴も打散らし、酒もさながらうちこぼして、大ひげをささげて、のけざまに伏して倒れたり。頭(かしら)を荒う打ちて、まくれ入りて臥せりけりとか。 | 「この女房の、とくおりよかし」と、つれづれに思ひて臥したりけるほどに、奥の方より、遣戸を開けければ、疑ひなく「この女房の上よりおるるぞ」と思ひて、衣をば顔にかづきながら、あの物をかき出だして、腹をそらして、けしけしと起こしければ、小藤太、おびえて、なけされかへりけるほどに、肴も打散らし、酒もさながらうちこぼして、大ひげをささげて、のけざまに伏して倒れたり。頭(かしら)を荒う打ちて、まくれ入りて臥せりけりとか。 | ||
| + | |||
| + | [[uji013|<< | ||
| ===== 翻刻 ===== | ===== 翻刻 ===== | ||
text/yomeiuji/uji014.1508740711.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
