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text:yamato:u_yamato150

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text:yamato:u_yamato150 [2017/09/11 20:45] – 作成 Satoshi Nakagawatext:yamato:u_yamato150 [2025/11/12 12:10] (現在) Satoshi Nakagawa
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 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
  
-昔、奈良の御門につかうまつる采女(うねべ)ありけり。顔・形いみじくきよらにて、人々よばひ、殿上人などしよばひけれど、あはざりけり。そのあはぬ心は、御門をかぎりなくめでたきものになん思ひ奉りける。+[[u_yamato149|<<PREV]] [[index.html|『大和物語』TOP]] [[u_yamato151|NEXT>>]] 
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 +昔、ならの御門につかうまつる采女(うねべ)ありけり。顔・形いみじくきよらにて、人々よばひ、殿上人などしよばひけれど、あはざりけり。そのあはぬ心は、御門をかぎりなくめでたきものになん思ひ奉りける。
  
 御門、召してけり。さてのち、またも召さざりければ、かぎりなく、「心憂し」と思ひけり。夜昼心にかかりて思え給ひつつ、恋ひしう、わびしく思ひ給ひけり。御門は召ししことも思さず。さすがに、つねには見奉る。いかにも世に経(ふ)べき心地し給はざりければ、夜、みそかに出でて、猿沢の池に身を投げてけり。 御門、召してけり。さてのち、またも召さざりければ、かぎりなく、「心憂し」と思ひけり。夜昼心にかかりて思え給ひつつ、恋ひしう、わびしく思ひ給ひけり。御門は召ししことも思さず。さすがに、つねには見奉る。いかにも世に経(ふ)べき心地し給はざりければ、夜、みそかに出でて、猿沢の池に身を投げてけり。
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 さて、この池に墓せさせ給ひてなん、帰らせおはしましけるとなん。 さて、この池に墓せさせ給ひてなん、帰らせおはしましけるとなん。
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 +[[u_yamato149|<<PREV]] [[index.html|『大和物語』TOP]] [[u_yamato151|NEXT>>]]
  
 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
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   かきりなくめてたきものにな   かきりなくめてたきものにな
   んおもひたてまつりけるみかと/d50l   んおもひたてまつりけるみかと/d50l
 +
 +https://dl.ndl.go.jp/pid/1188693/1/50
  
   めしてけりさてのちまたもめささ   めしてけりさてのちまたもめささ
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     もこかたましかつかはみつそひまなし     もこかたましかつかはみつそひまなし
   とよみたまひけりさてこのいけに/d51l   とよみたまひけりさてこのいけに/d51l
 +
 +https://dl.ndl.go.jp/pid/1188693/1/51
  
   はかせさせたまひてなんかへらせ   はかせさせたまひてなんかへらせ
   おはしましけるとなん/d52r   おはしましけるとなん/d52r
 +
 +https://dl.ndl.go.jp/pid/1188693/1/52
  
text/yamato/u_yamato150.1505130343.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa