text:towazu:towazu2-19
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text:towazu:towazu2-19 [2019/09/03 15:12] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:towazu:towazu2-19 [2019/09/03 15:12] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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下八人より、次第に懸りの下へ参りて、面々の木の本(もと)にゐるありさま、われながら珍らかなりき。まして、上下男(おとこ)たちの興に入りしさまは、ことわりにや侍らん。 | 下八人より、次第に懸りの下へ参りて、面々の木の本(もと)にゐるありさま、われながら珍らかなりき。まして、上下男(おとこ)たちの興に入りしさまは、ことわりにや侍らん。 | ||
- | 御鞠を御前に置きて、急ぎまかり出でんとせしを、しはし召し置かれて、その姿にて御酌に参りたりし、いみじく堪へがたかりしことなり。二・三日かねてより、局々(つぼねつぼね)に伺候して、髪結ひ、水干・沓など着ならはししほど、傅(めのと)たち経営いして、「養ひ君もてなす」とて、かたよりにことどものありしさま、推し量るべし。 | + | 御鞠を御前に置きて、急ぎまかり出でんとせしを、しばし召し置かれて、その姿にて御酌に参りたりし、いみじく堪へがたかりしことなり。二・三日かねてより、局々(つぼねつぼね)に伺候して、髪結ひ、水干・沓など着ならはししほど、傅(めのと)たち経営いして、「養ひ君もてなす」とて、かたよりにことどものありしさま、推し量るべし。 |
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text/towazu/towazu2-19.1567491123.txt.gz · 最終更新: 2019/09/03 15:12 by Satoshi Nakagawa