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text:takamura:s_takamura2-01 [2022/08/29 02:21] – 作成 Satoshi Nakagawatext:takamura:s_takamura2-01 [2022/08/29 02:22] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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 時の右大臣の女(むすめ)賜へと、文(ふみ)をおもしろく作りて(([[:text:jikkinsho:s_jikkinsho10-44|『十訓抄』10-11]]参照。))、内に参り給ふとて、御車より通り給ふごとに、つい振舞ひて奉れ給ふに、取りて見給ひ、「承りぬ。今((「今」は底本「あま」。諸本により訂正。))家にまかりて、御返り聞こえん」とのたまふ。大学に入りにけり。 時の右大臣の女(むすめ)賜へと、文(ふみ)をおもしろく作りて(([[:text:jikkinsho:s_jikkinsho10-44|『十訓抄』10-11]]参照。))、内に参り給ふとて、御車より通り給ふごとに、つい振舞ひて奉れ給ふに、取りて見給ひ、「承りぬ。今((「今」は底本「あま」。諸本により訂正。))家にまかりて、御返り聞こえん」とのたまふ。大学に入りにけり。
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 これを垣間見て、父大臣(ちちおとど)見給ひて、いとかしこうしつつ、喜び給ふ。「出でていなまし。いかに人聞きやさしからまし。いとかしこきことなり」と喜び給ふに、一日の夜いといかめしうして、待ち給ふ。ただ童(わらは)一人ぞ具し給ひける。 これを垣間見て、父大臣(ちちおとど)見給ひて、いとかしこうしつつ、喜び給ふ。「出でていなまし。いかに人聞きやさしからまし。いとかしこきことなり」と喜び給ふに、一日の夜いといかめしうして、待ち給ふ。ただ童(わらは)一人ぞ具し給ひける。
  
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text/takamura/s_takamura2-01.1661707291.txt.gz · 最終更新: 2022/08/29 02:21 by Satoshi Nakagawa