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text:sesuisho:n_sesuisho7-031

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text:sesuisho:n_sesuisho7-031 [2022/06/28 22:29] (現在) – 作成 Satoshi Nakagawa
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 +[[index.html|醒睡笑]] 巻7 いひ損ひはなほらぬ
 +====== 12 屋渡りの祝とて人集まり並み居酒宴興を尽せば・・・ ======
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 +===== 校訂本文 =====
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 +[[n_sesuisho7-030|<<PREV]] [[index.html|『醒睡笑』TOP]] [[n_sesuisho7-032|NEXT>>]]
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 +屋渡りの祝とて、人集まり並み居、酒宴興を尽せば、時移り暮れに及ぶまま、客の中より、しかも調子高に、「亭主、もはや火を出せ、火を出せ((明かりを出せの意。))」と言ふ。なま酔(ゑ)ひなる者聞きつけ、肝をつぶし、「いやいや、今のは自火でござるぞ」と。
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 +嫌な言ひ訳かな。
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 +  葉音そよそよ荻の上風(うはかぜ)
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 +といふ句に、
 +
 +  ませ垣の内には人の米かみて
 +
 +と出だしたり。「て留り((句末が「て」で終わること。))が指合ひた((禁制に触れた。))」とあれば、
 +
 +  ませ垣の内には人のかみて米
 +
 +[[n_sesuisho7-030|<<PREV]] [[index.html|『醒睡笑』TOP]] [[n_sesuisho7-032|NEXT>>]]
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 +===== 翻刻 =====
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 +  一 屋わたりの祝とて人あつまり並居(なみゐ)酒宴(しゆえん)
 +    興をつくせは時うつり暮にをよぶまま客
 +    の中よりしかも調子たかに亭主もはや
 +    火をだせ火をだせといふなまゑひなる/n7-18r
 +
 +    者聞つけ肝をつぶしいやいや今のは自火(しくわ)
 +    て御ざるぞといやないひわけかな
 +     葉をとそよそよ荻の上風
 +    といふ句に
 +     ませ垣の内には人の米かみて
 +    と出したりてどまりか指合(さしあひ)たとあれば
 +     ませかきの内には人のかみて米/n7-18l
  


text/sesuisho/n_sesuisho7-031.txt · 最終更新: 2022/06/28 22:29 by Satoshi Nakagawa