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- 第四第1話(38) 三昧座主の弟子、得法華経験の事
- へ)あり。物の具飾り、みな玉のごとし。庭の砂子(すなご)、雪に異ならず。植木には花咲き、木の実結び、前栽(せんざい)には、さまざまの咲く花、色ことに妙(たへ)なり。義叡、これを見て、喜ぶことかぎりなし。 ... ニヱモイハヌ新ク作レル屋アリ。物具カザリ皆玉ノ如シ 庭ノスナゴ雪ニ不異植木ニハ花サキ木ノ実ムスビ前栽/n3l ニハサマサマノサク花色コトニ妙也。義叡是ヲ見テ喜フ 事カギリナシ。シバシウチヤス
- 第一第8話(8) 佐国、花を愛し蝶と成る事 付、六波羅寺幸仙、橘の木を愛する事
- き人の家を借りて、しばらく立ち入りたりけるが、かくてその家を見れば、作れる家の、いと広くもあらぬ庭、前栽をえもいはず木ども植ゑて、上に仮屋のかまへをしつつ、いささか水をかけたりけり。色々の花、数を尽して、... たり近き人の家をかりて且 く立入たりけるが。かくて其家をみれば。つくれる家のいと 広も非ぬ庭前栽をゑもいはす木共うへてうへに仮屋/n20r のかまえをしつつ。聊か水をかけたりけり。色々の花か