text:sesuisho:n_sesuisho5-032
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text:sesuisho:n_sesuisho5-032 [2022/03/01 15:46] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:sesuisho:n_sesuisho5-032 [2022/03/01 15:52] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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朝夕に木をこりて、親を養ふ孝養(きやうやう)の心、天に知れぬ。梶(かぢ)もなき舟に乗り、向ひの島に行くに、朝(あした)には南の風吹き、北の島に吹き付け、夕にはまた舟に木をこりゐたれば、北の風吹きて、家に吹き付けつ。 | 朝夕に木をこりて、親を養ふ孝養(きやうやう)の心、天に知れぬ。梶(かぢ)もなき舟に乗り、向ひの島に行くに、朝(あした)には南の風吹き、北の島に吹き付け、夕にはまた舟に木をこりゐたれば、北の風吹きて、家に吹き付けつ。 | ||
- | かくのごとくするほどに、年ごろになりて、おほやけに聞こしめし、大臣になし、召し使はるる。その名を鄭太尉((鄭弘))といひける。 | + | かくのごとくするほどに、年ごろになりて、おほやけに聞こし召し、大臣になし召し使はるる。その名を鄭太尉((鄭弘))といひける。 |
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text/sesuisho/n_sesuisho5-032.txt · 最終更新: 2022/03/01 15:54 by Satoshi Nakagawa