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[[index.html|醒睡笑]] 巻3 自堕落
====== 9　あまりに斎を食ひ過ごして腹便々と帰るさに・・・ ======

===== 校訂本文 =====

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あまりに斎(とき)を食ひ過ごして、腹便々(はらべんべん)と帰るさに、持ちたる数珠を落しながら、うつむかんやうなきままに、足の指にて挟みつつ、「数珠御免あれ」と申せしも、ちと自堕落の類かや。

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===== 翻刻 =====

  一　あまりに斎(とき)をくひ過して腹便々(はらべんべん)と帰る
  　　さにもちたる数珠(じゆす)をおとしなからうつむかん
  　　やうなきままに足のゆひにてはさみつつしゆす
  　　御免あれと申せしもちとしたらくの類(たぐひ)かや／n3-40r