text:mumyosho:u_mumyosho006
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
| text:mumyosho:u_mumyosho006 [2014/09/07 18:51] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:mumyosho:u_mumyosho006 [2014/10/20 23:53] (現在) – Satoshi Nakagawa | ||
|---|---|---|---|
| 行 1: | 行 1: | ||
| - | ====== 第6話 無名大将事====== | + | 無名抄 |
| + | ====== 第6話 無名大将事====== | ||
| ===== 校訂本文 ===== | ===== 校訂本文 ===== | ||
| 行 7: | 行 8: | ||
| 九条殿いまだ右大臣と申すとき、人々に百首詠ませらるること侍りき。その度、いみじき人々僻事詠みて、果ては異名さへ付き給ひにき。 | 九条殿いまだ右大臣と申すとき、人々に百首詠ませらるること侍りき。その度、いみじき人々僻事詠みて、果ては異名さへ付き給ひにき。 | ||
| - | 近くの徳大寺の左大臣は、「無明の酒」を「名も無き酒」と詠み給へりしかば、「名無しの大将」と言はれ、五条の三位入道はこの道の長者にいます、しかれど「富士の鳴沢(なるさわ)」を「富士のなるさ」と詠みて、「なるさの入道」と「名無しの大将」と番(つが)ひて人に言はれ給しかば、いみじきこの道の遺恨(いこむ)にてなむ侍し。各々(おのおの)((底本「をおのおの」。「を」を衍字と見て削除した。))これほどのこと知り給はぬにはあらじを、思ひ渡り給へりけるにこそ。 | + | 近くの徳大寺の左大臣は、「無明の酒」を「名も無き酒」と詠み給へりしかば、「名無しの大将」と言はれ、五条の三位入道はこの道の長者にいます、しかれど「富士の鳴沢(なるさわ)」を「富士のなるさ」と詠みて、「なるさの入道」と「名無しの大将」と番(つが)ひて人に言はれ給しかば、いみじきこの道の遺恨(いこむ)にてなむ侍りし。各々(おのおの)((底本「をおのおの」。「を」を衍字と見て削除した。))これほどのこと知り給はぬにはあらじを、思ひ渡り給へりけるにこそ。 |
| ===== 翻刻 ===== | ===== 翻刻 ===== | ||
text/mumyosho/u_mumyosho006.1410083479.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
