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text:kara:m_kara017

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text:kara:m_kara017 [2016/02/23 13:58] – [校訂本文] Satoshi Nakagawatext:kara:m_kara017 [2025/11/21 16:34] (現在) Satoshi Nakagawa
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 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
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 +[[m_kara016|<<PREV]] [[index.html|『唐物語』TOP]] [[m_kara018|NEXT>>]]
  
 昔、漢の高祖と申す御門おはしけり。呂后と聞こえ給ふ后、東宮恵太子(けいたいし)の母にて、誰よりも御心ざし重く見えさせ給ひけり。 昔、漢の高祖と申す御門おはしけり。呂后と聞こえ給ふ后、東宮恵太子(けいたいし)の母にて、誰よりも御心ざし重く見えさせ給ひけり。
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   いさぎよく耳を洗ひし川水をけがらはしとは誰か言ひけん   いさぎよく耳を洗ひし川水をけがらはしとは誰か言ひけん
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 +[[m_kara016|<<PREV]] [[index.html|『唐物語』TOP]] [[m_kara018|NEXT>>]]
  
 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
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   事におほして陳平張良ときこゆる二人   事におほして陳平張良ときこゆる二人
   の臣下をめしよせてかかるいみしきこと   の臣下をめしよせてかかるいみしきこと
-  なんあるいかにしてかこのうらみをやすむ/m352+  なんあるいかにしてかこのうらみをやすむ/m352・k28r
  
   へきとの給あはするをけにとやおもひけん   へきとの給あはするをけにとやおもひけん
行 57: 行 61:
   らへいたしてこの恵太子につけたてまつり   らへいたしてこの恵太子につけたてまつり
   たらはさりともはつる心おはしなん物を   たらはさりともはつる心おはしなん物を
-  とおもひよりてこの山のなかにたつね/m353+  とおもひよりてこの山のなかにたつね/m353・k28l 
 + 
 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/28?ln=ja
  
   行にけり四人のひとうちみつつおとろきて   行にけり四人のひとうちみつつおとろきて
行 68: 行 74:
   いへるにこのひとうちわらひて君も我に   いへるにこのひとうちわらひて君も我に
   所をきはち給はん事いとありかたかるへけ   所をきはち給はん事いとありかたかるへけ
-  れとむなしうかへしたてまつらんもむけ/m354+  れとむなしうかへしたてまつらんもむけ/m354・k29r
  
   になさけなき様なれは後のことをかへりみす   になさけなき様なれは後のことをかへりみす
行 79: 行 85:
   かきりなしかくてとしたちかへるあした   かきりなしかくてとしたちかへるあした
   東宮内にまいり給へる御ともにこの人とも   東宮内にまいり給へる御ともにこの人とも
-  四人いとやうやうしくふるまひけたかきさ/m355+  四人いとやうやうしくふるまひけたかきさ/m355・k29l 
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/29?ln=ja
  
   まにて御ともに侍けるを御門よりはしめつかう   まにて御ともに侍けるを御門よりはしめつかう
行 90: 行 98:
   なんちに国のまつり事をまかせんとおも   なんちに国のまつり事をまかせんとおも
   へりしかともあへてきかさりきしかるを   へりしかともあへてきかさりきしかるを
-  わかくいとけなき春宮にしたかへる心しり/m356+  わかくいとけなき春宮にしたかへる心しり/m356・k30r
  
   かたし四皓申ていはく君は御心かしこくて   かたし四皓申ていはく君は御心かしこくて
行 101: 行 109:
   にやとおほしてこの事をおもひとまらせ   にやとおほしてこの事をおもひとまらせ
   給にけりかかれは呂后陳平張良よりはし   給にけりかかれは呂后陳平張良よりはし
-  めてよにある人々さなから心やすくなり/m357+  めてよにある人々さなから心やすくなり/m357・k30l 
 + 
 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/30?ln=ja
  
   にけりこの趙隠王の母に戚夫(セキフ)人ときこゆる人は   にけりこの趙隠王の母に戚夫(セキフ)人ときこゆる人は
行 112: 行 122:
   やつしてあさましく心うきさまになし   やつしてあさましく心うきさまになし
   給つるをみかとかからて侍なむこの事   給つるをみかとかからて侍なむこの事
-  さためて先帝の御心にそむくらんなと/m358+  さためて先帝の御心にそむくらんなと/m358・・k31r
  
   様々にいさめたてまつり給へともいかにもかなは   様々にいさめたてまつり給へともいかにもかなは
行 123: 行 133:
   ててとりかへしつか様にひとしれすねん   ててとりかへしつか様にひとしれすねん
   ころにし給けれといかなるひまかありけん   ころにし給けれといかなるひまかありけん
-  たくひなくちからつよき女房二三人はかりを/m359+  たくひなくちからつよき女房二三人はかりを/m359・k31l 
 + 
 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/31?ln=ja
  
   つかはして帝の御かたはらにふし給へる人をなさ   つかはして帝の御かたはらにふし給へる人をなさ
行 134: 行 146:
   これをききとかめてかかることなん侍りと呂   これをききとかめてかかることなん侍りと呂
   后に申たりけるにいまひとしほのにくさ   后に申たりけるにいまひとしほのにくさ
-  まさりてあしてをきりつつそのむくろに/m360+  まさりてあしてをきりつつそのむくろに/m360・k32r
  
   はうるしをぬりてよにけからはしくきた   はうるしをぬりてよにけからはしくきた
行 145: 行 157:
   のすみかにかへりぬるを世の人たとへをとりて   のすみかにかへりぬるを世の人たとへをとりて
   ほめていはくよのなかの日てりにあひて草木   ほめていはくよのなかの日てりにあひて草木
-  もかれつちさへさけて人のいのちもたえぬ/m361+  もかれつちさへさけて人のいのちもたえぬ/m361・k32l 
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/32?ln=ja
  
   へきにひとたひ雨ふりつつよもの木すへを   へきにひとたひ雨ふりつつよもの木すへを
行 156: 行 170:
   らゐ身にあまれるによろこひてかへるお   らゐ身にあまれるによろこひてかへるお
   もひなかりけり尭と申御門許由にくらゐ   もひなかりけり尭と申御門許由にくらゐ
-  をゆつらんとて三たひまてめしけるをきたな/m362+  をゆつらんとて三たひまてめしけるをきたな/m362・k33r
  
   き事をききつといひて穎(ヘイ)水といふ川にみ   き事をききつといひて穎(ヘイ)水といふ川にみ
行 167: 行 181:
   れ又みつくむひさこを一たけのあみとにうち   れ又みつくむひさこを一たけのあみとにうち
   かけたりけんか風のふくたひにとにあたりつつ   かけたりけんか風のふくたひにとにあたりつつ
-  なりけるをさへうるはしといひてたちまちに/m363+  なりけるをさへうるはしといひてたちまちに/m363・k33l 
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/33?ln=ja
  
   わりすててけりこれらをきくにもけにとも   わりすててけりこれらをきくにもけにとも
行 174: 行 190:
   き様にこそおほゆれ   き様にこそおほゆれ
     いさきよくみみをあらひし川水を     いさきよくみみをあらひし川水を
-    けからはしとはたれかいひけん/m364+    けからはしとはたれかいひけん/m364・k34r 
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/34?ln=ja
  
text/kara/m_kara017.1456203508.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa