text:kankyo:s_kankyo024
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
| text:kankyo:s_kankyo024 [2015/08/09 16:29] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:kankyo:s_kankyo024 [2026/02/02 10:06] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
|---|---|---|---|
| 行 8: | 行 8: | ||
| ===== 校訂本文 ===== | ===== 校訂本文 ===== | ||
| - | 中比のことにや、美濃の国と聞きしなめり。いたう無下ならぬ男、ことのたよりにつけて、彼の国に、ある人の娘に行き交ふことありけり。 | + | [[s_kankyo023|<< |
| + | |||
| + | 中ごろのことにや、美濃の国と聞きしなめり。いたう無下ならぬ男、ことのたよりにつけて、彼の国に、ある人の娘に行き交ふことありけり。 | ||
| ほども遥かなりければ、さこそは心の外(ほか)の絶え間もありけめ、いまだ世の中を見馴れぬ心にや、ふつに憂きふしに思ひなしてけり。まれの逢瀬(あふせ)も、また、かやうの心や見えけん、男も恐しくなんなりにける。 | ほども遥かなりければ、さこそは心の外(ほか)の絶え間もありけめ、いまだ世の中を見馴れぬ心にや、ふつに憂きふしに思ひなしてけり。まれの逢瀬(あふせ)も、また、かやうの心や見えけん、男も恐しくなんなりにける。 | ||
| 行 31: | 行 33: | ||
| げに、心の早りのままに、ただ一念の妄念にはかされて、長き苦しみを受けけむ、さこそは悔しく悲しく侍りけめ。その人の行方、よも良く侍らじものを。孝養(けうやう)もしやしけん、それまでは語るとも、覚えず侍りき。 | げに、心の早りのままに、ただ一念の妄念にはかされて、長き苦しみを受けけむ、さこそは悔しく悲しく侍りけめ。その人の行方、よも良く侍らじものを。孝養(けうやう)もしやしけん、それまでは語るとも、覚えず侍りき。 | ||
| - | | + | |
| + | [[s_kankyo023|<< | ||
| ===== 翻刻 ===== | ===== 翻刻 ===== | ||
text/kankyo/s_kankyo024.1439105351.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
