text:kankyo:s_kankyo022
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| text:kankyo:s_kankyo022 [2026/02/02 10:04] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:kankyo:s_kankyo022 [2026/02/02 10:16] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| 昔、摂津(つ)の国の山の中に、あやしの草庵((底本、右に「さうあん」左に「くさのいほり」と傍書。))して尼の住むありけり。五穀を断ちて、いちひ樫の実をなん取り置きて、食ひ物には調じける。前に池を手づつげに掘りて、それに入れ置きて、あはたかしなどしけり。色も青み衰へて、善し悪しも見え分かぬほどになんありける。 | 昔、摂津(つ)の国の山の中に、あやしの草庵((底本、右に「さうあん」左に「くさのいほり」と傍書。))して尼の住むありけり。五穀を断ちて、いちひ樫の実をなん取り置きて、食ひ物には調じける。前に池を手づつげに掘りて、それに入れ置きて、あはたかしなどしけり。色も青み衰へて、善し悪しも見え分かぬほどになんありける。 | ||
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| また、浦の浜木綿(はまゆふ)を引きかけて、「うらみ重ねん」とかこち、露のあだものをよすがにて、「逢ふにし替へば」と比べけん、げにあはれに忍びがたき縁(えに)こそあるらめかし。一度(ひとたび)ははかなく、一度はむざうなり。 | また、浦の浜木綿(はまゆふ)を引きかけて、「うらみ重ねん」とかこち、露のあだものをよすがにて、「逢ふにし替へば」と比べけん、げにあはれに忍びがたき縁(えに)こそあるらめかし。一度(ひとたび)ははかなく、一度はむざうなり。 | ||
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text/kankyo/s_kankyo022.txt · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
