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text:kankyo:s_kankyo012

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text:kankyo:s_kankyo012 [2015/06/13 20:15] – [校訂本文] Satoshi Nakagawatext:kankyo:s_kankyo012 [2026/01/19 14:48] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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 中ごろ、近江国石塔((底本「石堂」。諸本により訂正))といふ所に僧ありけり。年半ばに余りて、世を厭ふ心なん深く侍りける。 中ごろ、近江国石塔((底本「石堂」。諸本により訂正))といふ所に僧ありけり。年半ばに余りて、世を厭ふ心なん深く侍りける。
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 人のならひには、いかになり果つるまでも、ほどにふれつつ、「骨をば埋(うづ)むとも名をば埋まじ」と思ひためるに、今、この人の様(さま)、いかでか仏も御覧じとがめす侍るべき。かやうにふつに身を捨て侍る人には、終りの時、必ず目立たしきほどの瑞相((底本「瑞」に「スイ」と傍書。))の侍るなめり。なほなほあはれに侍り。 人のならひには、いかになり果つるまでも、ほどにふれつつ、「骨をば埋(うづ)むとも名をば埋まじ」と思ひためるに、今、この人の様(さま)、いかでか仏も御覧じとがめす侍るべき。かやうにふつに身を捨て侍る人には、終りの時、必ず目立たしきほどの瑞相((底本「瑞」に「スイ」と傍書。))の侍るなめり。なほなほあはれに侍り。
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text/kankyo/s_kankyo012.txt · 最終更新: by Satoshi Nakagawa