text:kankyo:s_kankyo011
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| text:kankyo:s_kankyo011 [2015/06/13 03:52] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:kankyo:s_kankyo011 [2026/01/19 14:48] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| 中ごろ、播磨の国に、落ちたる僧往き止まりて居(お)るありけり。するわざもなければ、朝夕も嘆かしくて、田を作りてなん身を過ぐしける。秋刈り、冬収むるわざも、思ふほどもえ無かりけるなめり。所の長(おさ)なりけるもの、「なすべきものに未進(みしむ)あり」とて、捕へて牢に籠めたりけり。 | 中ごろ、播磨の国に、落ちたる僧往き止まりて居(お)るありけり。するわざもなければ、朝夕も嘆かしくて、田を作りてなん身を過ぐしける。秋刈り、冬収むるわざも、思ふほどもえ無かりけるなめり。所の長(おさ)なりけるもの、「なすべきものに未進(みしむ)あり」とて、捕へて牢に籠めたりけり。 | ||
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| しかはあれど、かやうのこと、昔より今に至るまで、とかく様々に一かたならず言ふ人もあるべし。詮(せん)はただ我が心にはからひて、進みも退きもすべきにこそ。善道和尚、あまねく勧め、義浄((底本「キシヤウ」と傍書。)三蔵((底本「蔵」に「サウ」と傍書。)は広くいましめ給へり。これみな、機をはかりてのたまふなるべし。よくよく思ふべし。 | しかはあれど、かやうのこと、昔より今に至るまで、とかく様々に一かたならず言ふ人もあるべし。詮(せん)はただ我が心にはからひて、進みも退きもすべきにこそ。善道和尚、あまねく勧め、義浄((底本「キシヤウ」と傍書。)三蔵((底本「蔵」に「サウ」と傍書。)は広くいましめ給へり。これみな、機をはかりてのたまふなるべし。よくよく思ふべし。 | ||
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text/kankyo/s_kankyo011.txt · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
