text:kankyo:s_kankyo009
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| text:kankyo:s_kankyo009 [2015/06/06 13:54] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:kankyo:s_kankyo009 [2026/01/15 13:15] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| 中ごろ、あづまの方に、年いと長(た)けたる聖の、言ひ知らず汚なげなるが、髪長く着物穢れたるありけり。見と見る人を拝みて、「我深敬。汝等。不敢軽慢。所以者何。汝等皆行菩薩道。当得作仏」の文をなん唱へける。拝むとても、なほざりの気(け)なし。まことを致してぞ見えける。いかにもただにはあらず、深く思ひ入れたる人なるべしと見えけり。 | 中ごろ、あづまの方に、年いと長(た)けたる聖の、言ひ知らず汚なげなるが、髪長く着物穢れたるありけり。見と見る人を拝みて、「我深敬。汝等。不敢軽慢。所以者何。汝等皆行菩薩道。当得作仏」の文をなん唱へける。拝むとても、なほざりの気(け)なし。まことを致してぞ見えける。いかにもただにはあらず、深く思ひ入れたる人なるべしと見えけり。 | ||
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| 心ざしのあらむ人、細かに尋ね習ふべし。「このことを常に心に捨てざらむ人は、女人なりとも男子と名付く。悪人なりといふとも善人といふべし」など、経には侍るめるは、正法の命、既に喉に至れり。いかでか怠りて、いたづらに陰を過ぐさむや。 | 心ざしのあらむ人、細かに尋ね習ふべし。「このことを常に心に捨てざらむ人は、女人なりとも男子と名付く。悪人なりといふとも善人といふべし」など、経には侍るめるは、正法の命、既に喉に至れり。いかでか怠りて、いたづらに陰を過ぐさむや。 | ||
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text/kankyo/s_kankyo009.txt · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
