text:k_konjaku:k_konjaku17-47
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text:k_konjaku:k_konjaku17-47 [2016/01/23 15:56] – [巻17第47話 生江世経仕吉祥天女得富語 第四十七] Satoshi Nakagawa | text:k_konjaku:k_konjaku17-47 [2019/12/04 15:59] (現在) – [巻17第47話 生江世経仕吉祥天女得富語 第四十七] Satoshi Nakagawa | ||
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なお、鈴鹿本の標題は、「生江世経仕吉祥天女得富貴語」となっている。** | なお、鈴鹿本の標題は、「生江世経仕吉祥天女得富貴語」となっている。** | ||
- | 今昔、越前の国に生江の世経((『古本説話集』は[[text: | + | 今昔、越前の国に生江の世経(([[:text: |
初、貧かりける時、□□□□□□有けるに、「憑奉る所の吉祥天女助け給へ」と念じ□□□□□□□□告て云く、「門に極て端正なる女人の、家主に物□□□□経、「誰にか有らむ」と思て見れば、実に美麗なる女、□□□□飯一盛を持て、「『餓たり』と云つるに、此を食へ」とて、得しめたれば、世経、喜て此れを□□□持入て、先づ少し食たるに、飽き満たる心地にて、二三日を経と云へども、餓の心、更に無し。 | 初、貧かりける時、□□□□□□有けるに、「憑奉る所の吉祥天女助け給へ」と念じ□□□□□□□□告て云く、「門に極て端正なる女人の、家主に物□□□□経、「誰にか有らむ」と思て見れば、実に美麗なる女、□□□□飯一盛を持て、「『餓たり』と云つるに、此を食へ」とて、得しめたれば、世経、喜て此れを□□□持入て、先づ少し食たるに、飽き満たる心地にて、二三日を経と云へども、餓の心、更に無し。 |
text/k_konjaku/k_konjaku17-47.txt · 最終更新: 2019/12/04 15:59 by Satoshi Nakagawa