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text:jikkinsho:s_jikkinsho01-37

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text:jikkinsho:s_jikkinsho01-37 [2015/09/21 18:26] – 作成 Satoshi Nakagawatext:jikkinsho:s_jikkinsho01-37 [2026/04/13 14:04] (現在) Satoshi Nakagawa
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 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
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 御堂入道殿((藤原道長))、若くおはしける時、帥内大臣((藤原伊周))の御車に乗り具して、一条摂政((藤原伊尹))のもとへおはしけるに、牛の逸物(いちもつ)にて((底本「物にて」は傍書。))、辻のかいたをりなどを、おもしろくあがき回りければ、「この牛はいみじき逸物かな。いづくに候ひしぞ」と問はせ給ひければ、帥殿、「祇園に、人の誦経にしたりけるを、伝へ取りて侍るなり」と申し給ふに、「かかること、うけたまはらじ」とて、御指貫のそばを取りて、沓も履き給はで降りて、人の門の唐居敷(からゐしき)に立たせ給ひたりければ、帥殿はにがりておはしけり。 御堂入道殿((藤原道長))、若くおはしける時、帥内大臣((藤原伊周))の御車に乗り具して、一条摂政((藤原伊尹))のもとへおはしけるに、牛の逸物(いちもつ)にて((底本「物にて」は傍書。))、辻のかいたをりなどを、おもしろくあがき回りければ、「この牛はいみじき逸物かな。いづくに候ひしぞ」と問はせ給ひければ、帥殿、「祇園に、人の誦経にしたりけるを、伝へ取りて侍るなり」と申し給ふに、「かかること、うけたまはらじ」とて、御指貫のそばを取りて、沓も履き給はで降りて、人の門の唐居敷(からゐしき)に立たせ給ひたりければ、帥殿はにがりておはしけり。
  
 ゆゆしき御落度にや。 ゆゆしき御落度にや。
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 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
  
   御堂入道殿若クオハシケル時、帥内大臣ノ御車ニ乗具   御堂入道殿若クオハシケル時、帥内大臣ノ御車ニ乗具
-  シテ一条摂政ノ許ヘオハシケルニ牛ノ逸辻ノカイ/k71+  シテ一条摂政ノ許ヘオハシケルニ牛ノ逸辻ノカイ/k71・38l 
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100231807/38?ln=ja
  
   タヲリナトヲ面白クアカキマハリケレハ此牛ハイミシ   タヲリナトヲ面白クアカキマハリケレハ此牛ハイミシ
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   沓モハキ給ハテオリテ、人ノ門ノ唐居敷ニ立セ給   沓モハキ給ハテオリテ、人ノ門ノ唐居敷ニ立セ給
   タリケレハ帥殿ハニカリテオハシケリ、ユユシキ御越   タリケレハ帥殿ハニカリテオハシケリ、ユユシキ御越
-  度ニヤ、/k72+  度ニヤ、/k72・39r 
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100231807/39?ln=ja
  
text/jikkinsho/s_jikkinsho01-37.txt · 最終更新: by Satoshi Nakagawa