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text:jikkinsho:s_jikkinsho01-14

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text:jikkinsho:s_jikkinsho01-14 [2015/08/29 15:56] – [1の14 後堀河院御位の時七月二十日ごろにや花山院の誰とかや] Satoshi Nakagawatext:jikkinsho:s_jikkinsho01-14 [2026/03/02 14:30] (現在) Satoshi Nakagawa
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 後堀河院、御位の時、七月二十日ごろにや、花山院の誰とかや、蔵人頭にて候はれけり。閑院にて、同じく中将なる人、それならぬ若殿上人多く、鬼の間のほどにて乱り居て、様々(さまざま)物語せらるるに、女房も台盤所に候ひて、内外居かはすついでに、台盤所の前なる楓(かへで)を見て、「この木に、秋のしるしと思えて、初紅葉(はつもみぢ)一枝侍しこそ、失せにけれ」と、内侍の中に誰とかや言ひ出でたるを、頭中将、「いづかたの枝にか」と梢(こずゑ)を見上げたるに、「西枝にこそ侍らめ」と、ある雲客言ひたりけり。いみじかりけり。 後堀河院、御位の時、七月二十日ごろにや、花山院の誰とかや、蔵人頭にて候はれけり。閑院にて、同じく中将なる人、それならぬ若殿上人多く、鬼の間のほどにて乱り居て、様々(さまざま)物語せらるるに、女房も台盤所に候ひて、内外居かはすついでに、台盤所の前なる楓(かへで)を見て、「この木に、秋のしるしと思えて、初紅葉(はつもみぢ)一枝侍しこそ、失せにけれ」と、内侍の中に誰とかや言ひ出でたるを、頭中将、「いづかたの枝にか」と梢(こずゑ)を見上げたるに、「西枝にこそ侍らめ」と、ある雲客言ひたりけり。いみじかりけり。
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 とある古事を思ひ出でけるにや。 とある古事を思ひ出でけるにや。
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   ヰカハス次ニ、大盤所ノ前ナルカエテヲ見テ、此木ニ   ヰカハス次ニ、大盤所ノ前ナルカエテヲ見テ、此木ニ
   秋ノシルシト覚テ、ハツモミチ一枝侍シコソウセニケ   秋ノシルシト覚テ、ハツモミチ一枝侍シコソウセニケ
-  レト内侍ノ中ニ誰トカヤ云出テタルヲ、頭中将イツ/k36+  レト内侍ノ中ニ誰トカヤ云出テタルヲ、頭中将イツ/k36・s21r
  
   カタノ枝ニカト梢ヲ見アケタルニ、西枝ニコソ侍ラメ   カタノ枝ニカト梢ヲ見アケタルニ、西枝ニコソ侍ラメ
行 29: 行 33:
   シメタリケルヲ、藤原勝臣   シメタリケルヲ、藤原勝臣
     オナシエヲワキテ木ノハノ色付ハ、ニシコソ秋ノハシメナリケレ     オナシエヲワキテ木ノハノ色付ハ、ニシコソ秋ノハシメナリケレ
-  トアル古事ヲ思出ケルニヤ、/k37+  トアル古事ヲ思出ケルニヤ、/k37・s21l 
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 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100231807/21?ln=ja
  
text/jikkinsho/s_jikkinsho01-14.txt · 最終更新: by Satoshi Nakagawa