text:ise:sag_ise094
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| text:ise:sag_ise094 [2024/02/11 22:16] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:ise:sag_ise094 [2024/09/22 22:18] (現在) – Satoshi Nakagawa | ||
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| 昔、男ありけり。いかがありけん、その男、住まずなりにけり。後に男ありけれど、子ある仲なりければ、こまかにこそあらねど、時々もの言ひおこせけり。 | 昔、男ありけり。いかがありけん、その男、住まずなりにけり。後に男ありけれど、子ある仲なりければ、こまかにこそあらねど、時々もの言ひおこせけり。 | ||
| - | 女がたに絵描く人なりければ、描きにやれりけるを、今の男のものすとて、一日二日(ひとひふつか)おこせざりけり。かの男、「いとつらく、おのが聞こゆることをば、今まで給はねば、ことわりと思へど、なほ人をば恨みつべきものになむありける」とて、弄(ろう)じて詠みてやれりける。時は秋になんありける。 | + | 女がたに、絵描く人なりければ、描きにやれりけるを、今の男のものすとて、一日二日(ひとひふつか)おこせざりけり。かの男、「いとつらく、おのが聞こゆることをば、今まで給はねば、ことわりと思へど、なほ人をば恨みつべきものになむありける」とて、弄(ろう)じて詠みてやれりける。時は秋になんありける。 |
| - | 秋の夜は春日(はるび)忘るるものなれや霞に霧や千重(ちへ)まさるらん | + | 秋の夜は春日(はるひ)忘るるものなれや霞に霧や千重(ちへ)まさるらん |
| となむ詠めりける。 | となむ詠めりける。 | ||
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| + | この挿絵は93段と94段の間にあるため、通例では93段の挿絵となるが、秋を描いたものであること、「女がたに」を女装と誤読したものと見られることから94段の挿絵と考えられる。 | ||
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text/ise/sag_ise094.1707657404.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
